水曜日に健康診断で胃カメラを受けてきました。口から入れるほうで、鎮静剤を使ってもらいました。
結論から書くと、検査そのものの記憶がありません。横になって、話しかけられて、そのあとが飛んでいます。気がついたら別の場所で寝ていました。いちばん身構えていた部分が、まるごと抜け落ちています。
その代わりに覚えているのは、前と後の時間です。この日いちばん長かったのは、そこでした。
受付から、順番が回ってくるまで
朝、受付を済ませて、まず他の検査から順に回ります。名前を呼ばれて、部屋を移って、また座って待つ。この繰り返しです。前日の夜から何も食べていないので、待っている時間の使い道がありません。
途中で気づいたのは、待っている人の全員が同じ順路を通っているわけではないということでした。人によって受ける項目が違うので、後から来た人が先に呼ばれます。理屈は分かるのですが、座って待っている側からは、自分の番がどのあたりなのかが最後まで分かりません。
売場にいた頃、レジの行列を一本にまとめるか、レジごとに分けるかという話をよくしていました。一本にまとめたほうが待ち時間の総量は変わらないのに、待っている人の不満は減ります。自分が何番目かが見えるからです。あの日の待合室で思い出したのは、そのことでした。
眠っているうちに終わった
順番が来てからは早かったです。準備をして、横になって、点滴の管から薬が入って、そこで途切れます。
次に意識が戻ったときには、ベッドで毛布をかけられていました。少しぼんやりしていて、体を起こしていいのか分からず、そのまましばらく天井を見ていました。ここも待ち時間といえば待ち時間なのですが、こちらは苦になりませんでした。眠っていればよかったからです。
いちばん落ち着かなかったのは、説明を待つ時間
目が覚めて、身支度をして、そこから結果の説明を待ちます。ここが、この日でいちばん落ち着かない時間でした。
検査を待っているあいだは、まだ何も起きていません。終わったあとは違います。すでに何かが分かっていて、それを自分だけが知らない状態で椅子に座っています。同じ「待つ」でも、中身が別物でした。
詳しいことはここには書きませんが、話を聞いて、指示されたことを守りながら過ごすつもりです。受けてよかったと思っています。
ちなみに胃カメラは、会社の定期健康診断で法律上やらなければならない項目には入っていません。費用を誰が出すのかという線引きについては、総務の側から別の記事に書きました。
帰ってからの食事の話
家に帰ると、家族から開口一番、何を食べるかを聞かれました。丸一日ちかく食べていないので、そこがいちばんの関心事だったようです。
ただ、検査のあとはしばらく食べられませんし、食べられるようになってからも、いきなり普段どおりというわけにはいきません。その説明をすると、じゃあ明日ねという話になって、夕飯はごく軽いものになりました。
本人としては拍子抜けです。前日から我慢していたぶん、帰ったら何か食べられると思っていました。絶食の終わりは、検査の終わりと同じ時刻ではない。言われてみれば当たり前なのに、私はそこを考えていませんでした。次に受けるときは、その日の夕飯まで含めて予定に入れておこうと思います。
覚えているのは、待合室で何番目か分からないまま座っていたことと、説明を待つあいだの椅子の硬さです。検査そのものは、本当に何も覚えていません。身構えていた部分ほど記憶に残らないというのは、少し不思議な感じがしました。
この記事は個人の体験を書いたもので、検査の方法や適否についての助言ではありません。鎮静剤の使用や検査後の食事については、受診する医療機関の案内と指示に従ってください。
この記事のアイキャッチ画像は生成AIで作成しています。実在の人物・施設を描いたものではありません。ナレーションは音声合成です。

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